株式会社リンク様
残業をなくす。無理、無駄をなくす。」を目標に
納期遅れの解消、生産効率の向上を達成!
ユーザープロフィール
株式会社リンク
業種:金属加工業
設立:1994年
資本金:1000万
代表取締役:中山 敏雄 氏
所在地(工場)
〒124-0006 東京都葛飾区堀切4-24-3
TEL:03-3695-2020
事業内容:金型部品・治具・機械部品・ヒートパイプなどの設計・製造・販売
主要取引先:金型メーカー、電子・電気機器メーカー、カメラレンズメーカー
得意分野:旋盤加工を中心に、旋盤後のねじ加工、形状加工などの
熟練者にしかできない難加工を得意とする
システム導入年:2013年
URL:http://link-f.jp/
課題
四半世紀以上、金属加工業を営む株式会社リンク。
近年になって急激に社員や仕事量が増加する時期があった。そこで問題となったのは、工程の進捗管理の難しさである。
今までは社長自らがこれまでの経験を基に管理してきたが、仕事量の増加や現場のコミュニケーション不足等により、進捗状況が把握できなくなりそうな場面もあった。
そこで各工程の進捗の共有化(見える化)を目指して、工程管理システムの導入に踏み切った。
経緯
システムの導入には、展示会や新聞広告、インターネット等で調査を実施。
最終的に、『サクっと工程』が候補に挙がり、インプローブの担当者から詳細なデモンストレーションを受けた結果、導入する運びとなった。
効果
導入の結果、当初の課題であった工程進捗の共有化については成功した。
各工程のスケジュールがガントチャートで一目で分かるため、誰でも納期を把握し、意識して作業を進めることが可能になった。誰が今どんな作業をしているかが分かるようになったことで、誰かの作業が遅れていた場合、助け合う状況も出てきた。
現在では納期遅れは発生しなくなり、逆に顧客に対して正確な納期を回答できるようになった。現場では業務の効率が上がったことによる働きやすさを感じるようになった。
お客様の声
導入効果
『サクっと工程』を導入して効果を感じているのは、やはり納期遅れがなくなったことだ。
今では顧客に対して自信をもって納期を回答できるようになった。
また受注が込み合ってる時でも、先のスケジュールが見えていることで、残業や外注計画などを事前に組み立てることができるようになった。また自社の生産能力のキャパシティもシステムを導入して初めて分かった。
作業実績収集システムの『サクっとPOP』を現場に導入することで、作業日報が簡単に収集できるようになり、日報の手書きがなくなり、別の業務ができるようなった。
見えてきた課題
もちろん導入したことで全てがうまくいったわけではない。
中でも大きな問題となったのは、工程の進捗が把握できるようになったことで、個人の作業量にかなり開きがあることが分かってしまったことだ。
熟練工と若手とでの実力の差がはっきりしてしまったことで若手の一部がやる気や自信を失ってしまい、結果的にモチベーションの低下に繋がった。技量という面で若手がベテランに中々追いつけていないことが分かったことで、これまでの教育体制の見直しも必要となった。
そして『サクっと工程』の機能も全てを使い切れているわけではない。
受注から出荷まで一貫してやりたいが、まだ入力ができる人員が多くないため、一部の機能が使用できていない状況である。
限られた人材の中で、どうやってシステムの運用に時間を使っていくかは今後の課題である。
今後に向けて
今後は量産部品の受注比率を高めて安定性と効率化を重視した生産の達成が目標である。
量産化が進んだ場合は、自動スケジューラ等の導入も視野に入れて検討していく予定だ。
今回『サクっと工程』を導入したことで生産管理・工程管理システムの有用性・必要性が理解できた。更なる生産効率の追求や、適切な納期を回答するなどの顧客へのサービスを充実させ、受注拡大を狙っていく。
株式会社矢崎製作所様
『サクっと工程Pro』の導入で、新規顧客に対応した
生産管理体制の構築に成功
ユーザープロフィール
株式会社矢崎製作所
業種:加工業
設立:1973年
資本金:300万
代表取締役:矢崎 孝弘 氏
所在地
〒395-0067 長野県飯田市羽場権現1172
TEL:0265-22-6564
事業内容:精密金属部品加工
半導体製造装置部品
航空機関連部品、工作機械部品
医療機械部品、モーター関連部品
原子力発電関連部品、その他
システム導入年:2016年
URL:http://www.yasaki.co.jp/
課題と導入経緯
長野県飯田市で部品加工業を営む株式会社矢崎製作所。
同地域では昔から多品種少量生産の高精度な加工を得意とする企業が集積している。近年では、その高度な技術力と日本の航空産業の中心である名古屋に隣接したエリアというメリットを活かし、航空・宇宙産業部品の地域内一貫生産拠点としてのポジションの確立に成功している。
矢崎製作所も「エアロスペース飯田」という地域内の共同受注体に参画しており、長年培ってきた技術力を活用してその一翼を担っている。
同社では2016年に工程管理システム『サクっと工程Pro』を導入した。
導入の背景には、盛んになり始めた航空宇宙産業向けの受注に対応したいと考えたからである。受注を勝ち取るためには、「誰が」「いつ」「どのように」作ったのかを即座に情報開示できる体制作りが必要不可欠であった。
よってこれまでのエクセル管理だけでは要望に応えられないと考え、新たなシステムの導入に前向きになった。
業界向けの展示会に出展した際に、別会場で生産・工程管理システムの展示会が行われていることを知り、足を運んだ。
複数のブースを回り、インプローブの『サクっと工程Pro』も含めて色々な製品の特長を掴んでいった。最終的に、「自社に必要な機能を満たしていること」「操作が分かりやすいこと」「導入費用が他社より格段に安かったこと」などの観点からインプローブの工程管理システム『サクっと工程Pro』を選択した。
効果
- データベースによる一元管理で顧客の求めるトレースを実現
- 矢崎製作所では航空機の部品を取り扱うようになったことで、顧客からこれまで以上の製品管理が求められていた。『サクっと工程Pro』の導入により、製造履歴がシステム上ですぐに確認ができるため、顧客からの問い合わせに対応できる体制を実現できた。
- POPの活用でらくらく実績収集
- 作業実績収集システム『サクっとPOP』を導入したことで、現場での作業実績の収集が簡便化された。バーコードを読み取ってテンキーで必要なデータを入力するだけなので、誰でも簡単に扱うことができ、日報作成工数の短縮ができた。
お客様の声
導入効果
代表取締役社長 矢崎 孝弘 氏
飯田では以前から精密加工業が盛んでしたが、近年その評判が認められて、国内の航空宇宙産業メーカーから声がかかるようになりました。当社でも航空部品の受注を引き受けるために、様々な努力をしてきました。その一環として製造履歴をすぐに検索できるようなシステムを模索していました。
システムを導入する上で、まずは導入コストを抑えて最低限のことから始めようと考えていました。
導入時の従業員への負担もなるべく減らしたいと考え、操作が視覚的に分かりやすいものを選ぼうと思いました。その点、『サクっと工程Pro』では使用するメニューも簡単に制限でき、色別で分かりやすいレイアウトになっていますので扱いやすい印象を受けました。
段階的にシステムを取り入れることにより、スムーズな移行をすることができました。
また当社ではこれまで他社なら敬遠するような高難度の加工にも積極的にチャレンジしてきました。そういった受注を引き受ける際に作業実績を正確に取り、原価を計算するということは極めて重要なことだと思います。
『サクっとPOP』はバーコードリーダーを使用するので現場で誰でも簡単に工数実績を入力でき、製番毎・作業担当者毎の作業実績収集にかなり役立っています。
現在、図面のPDF化も進めていますので『サクっと工程Pro』の「製番・品番フォルダ機能」でデータ連動し、図面やドキュメント管理をしていく予定です。そして『サクっと工程Pro』の上位版にあたる『Prevision』では在庫管理や原価グラフの表示もできると聞いているので、業務形態に合うようでしたら導入も視野に入れていきたいと考えています。
今後もシステムによる一元管理で顧客の求める管理体制を維持しつつ、原価管理を徹底して利益拡大に向けて邁進していきたいと思います。
ロボット用工作部品 | 航空機部品 |
有限会社出川工作所様
『サクっと工程』の導入で「見える化」が進み、
原価把握と作業員の意欲向上を達成
ユーザープロフィール
有限会社出川工作所
業種:加工業
設立:1984年
資本金:500万円
代表取締役:出川 正人 氏
所在地(二本松工場)
〒964-0811 福島県二本松市宮戸82-8
TEL:0243-22-2474
事業内容:機械加工部品の製造・販売
(旋盤・フライス・マシニングセンタ・ワイヤーカット等)
自社開発品「パイプスライダー」の製造・販売
治工具・金型・修理部品等の制作
システム導入年:2017年
URL:http://www.degawa.jp/
課題と導入経緯
昭和57年創業の有限会社出川工作所は、神奈川県と福島県を拠点に治工具や金型などを受注生産している企業である。
同社では「短納期・品質・機動力」のスローガンを掲げ、「お客様に喜ばれる製品」を目指して日々活動している。近年では、自社開発の「パイプスライダー」が発明展で県知事賞に選ばれるなど、技術力を活かした製品開発にも力を入れている。
出川工作所では2017年にインプローブの工程管理システム『サクっと工程』と作業実績収集システムの『サクっとPOP』を導入した。
同社の強みである特急品の対応力の強化と、これまでなかった精度の高い作業実績収集を行うことで正確な原価把握を行うことが狙いであった。
導入に当たってITに不得手な人材も多いので、初心者向けで、分かりやすいシステムを探していた。
業界向けの展示会でインプローブの『サクっと工程』の存在を知り、軽い気持ちで説明を受けた。
これまで様々なシステムの提案を受けてきたが、『サクっと工程』はその中でもシンプルで扱いやすいといった印象を受けた。また提示された導入費用も他社より圧倒的に安く、負担が少ないと考えた。
展示会後に改めてインプローブから提案を受け、扱いやすさや費用面の観点から導入を決定した。
効果
- 把握し辛かった外注の進捗・納期管理や外注費の集計がラクに!
- システムの導入でこれまで目の届かなかった外注工程の進捗状況の管理が画面上で行えるようになり、外注先に納期や作業状況を確認する際に役立てている。外注費の集計作業工数も以前と比較して大幅に削減できた。
- 『サクっとPOP』の導入で現場に負担の少ない実績収集環境を実現
- これまで現場では日報もなく、正確な工数の把握ができていなかった出川工作所。『サクっとPOP』の導入により、作業現場の近くで簡単に作業実績の入力が行えるようになったのですぐに定着し、工数把握や管理・集計が可能となった。
パイプスライダー | 流水試験の部品 |
お客様の声
導入効果
代表取締役 出川 正人 氏
二本松工場 工場長 佐藤 勝弘 氏
『サクっと工程』と『サクっとPOP』を導入したおかげで、今まで「何となく」で済ませていたことが数字となって見えるようになりました。
この「見える化」は当初やっていこうと考えていた工程の管理以外でも絶大な効果を発揮しました。
例えば、『サクっとPOP』で精度の高い作業時間の集計ができるようになったのですが、その数字を見てみると、これまで現場を観察して「大体これくらいできているだろう。」と主観で決めていた評価とのズレが見えてきました。
もともと我々のような中小企業は、大企業と比較して従業員の評価をし辛い面があるかと思います。人手不足だったり、評価基準が曖昧だったりでなかなか評価のために割く時間が持てないからです。
しかし今回の「作業時間」という誰から見ても分かりやすく納得がいく数字を瞬時に得られるようになったことで1つの明確な評価基準を手に入れることができたと考えています。
実際、試験的に評価に取り入れてみたところ、これまで少なからず存在した評価に対する不満の声がなくなりつつあります。今後は本格的に評価に取り入れていこうと考えています。
作業時間が分かるようになったことで現場の従業員の時間に対する意識も変わってきています。
以前よりも作業に時間がかかっていたら何故そうなったのかを考えるようになり、結果として作業効率も導入前より確実に良くなっています。現場の作業員たちも、自分たちの実力が分かるような指標が欲しかったのだなと痛感しました。
今後はインプローブの生産管理システム『Prevision』へのレベルアップも視野に入れて、原価計算や予実管理をしっかりしていければと考えています。
リピート品も増えつつあるので過去の情報を活かして、製作にかかる時間を短縮していければと思います。作業指示書に作業時間の目標値を入れるなど、従業員の「やる気」を高める工夫を取り入れながら生産性向上に取り組んでいきたいです。
船舶用計器の部品 | 製造設備のチャック爪 |